テレビで紹介された物が品切れになる必然


よくテレビやタレント、インフルエンサーが紹介した商品が品切れになったという報告を聞くことがあり、影響力の高さを感じさせますが、逆の視点から捉えるとそうだろうと思います。


まず普通の商品は需要と供給がある程度一定であり、過剰在庫も機会損失もない程度に入荷をバランスしています、それが突然「○○で紹介!」で局所的に注文が入ったり、買いに来る人がいれば、普段の需給で捌けるのに普段買わないAでないBが買うために一時的になくなるわけですね。

さらに、良い商品なら何ヶ月単位で在庫不足になるので正直邪魔だなと思います。


というのも、土曜日のテレビで世界一受けたい授業で歯を健康に保つ乳酸菌として8020が紹介されていました。私は8020のタブレットを愛用していますが、あっという間に在庫がなくなり、既に割高な価格が登場し、届くのも7月過ぎということで最悪だ・・・という印象です。


AIの進展やDXの進みで在庫予想はされていますが、それは上で書いたように普段の変化で突然の変化に対応できないわけです。

また、テレビ紹介など予てから分かっているものでも、実績データがなく業界を橋渡ししているかも疑問であり、今の時代からすると需給予測は廃棄ロスがメインなので、過剰注文に対する対応はメインでないのがテレビ/インフルエンサー問題の本質です。増えたら対応しようが基本になりつつ、廃棄は少ない状態を維持する必要があるわけですね。


例えばテレビや個人が密に連携して、この情報をいつ出すかを連携し、AIが平均的な商品への殺到具合を予測すれば、2ヶ月前に対応すれば一時的な影響力からの過剰注文に対応できると思いますが、いまのシステムだとテレビやインフルエンサーの紹介は普段使っている商品でされるとくそ邪魔です。

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