日本人投資家は世界株の崩れもダメージがない
いまは世界同時株安の様相となっています。
米国のテクノロジー株の指数であるナスダックはリーマンショック以来の下落幅です。
理由は利上げもありますが、景気懸念や業績悪化懸念など多面的に起きています。
また、インフレがウクライナ情勢により短期的に収まる状態でもないため、企業業績を殺しつつも利上げを加速させる懸念があるというのは米国が失政するのか?という点です。
戦争から近く比較的理性的なヨーロッパでは利上げ自体が問題ではなく、利上げのスピードが問題と米国がミスりそうな事態を避けるような動きをしています。
日本や中国は利上げしないので、ドルに対しては直近ではどの通貨も弱くなっています。
まあ、何にせよ米国主要株価指数のS&P500が年初来で13%下落している事実があり、日本人は年初に投資していれば円安効果で損失がほぼないという点です。
逆に言えば、新規の投資チャンスがないということになるため、日本から海外への投資が難しいという状況に陥っているのが問題でしょうか?
日本は債権国家なので今の円安だと円評価で資産が膨らんでいる企業や資産家、政府は潤っているでしょう。
円安悪い論が出ていますが、日本人資産家はドル資産も多いでしょうから言っている裏側で資産が増えているでしょうね。